技術情報
ステッピングモーター バリ取り要員 100人削減
近年 モーターの高効率化が強く要請される中で、その性能を大きく左右する永久磁石材料は、磁石性能そのものの改良に加えて、複雑形状化、耐熱、対環境性の改良が重要視されてきている。形状の複雑化に有効な磁石として、ネオジウム(Nd-Fe-B)を樹脂(PPS40%)で、固化し、複雑形状を成型できる希土類磁石がある。この場合の課題の一つは、解決が 後回しにされがちだが、複雑形状を追求するがゆえに発生するバリである。バリを除去し、洗浄しなければ 製品にはなり得ない。
同様に、同じ ステッピングモーターに 使用されるTHRUST-BEARING(PPS-CF30%)も同じで、素晴らしい成型技術もバリを完全になくすことは出来ないので、量産仕上げ工程において、バリを除去する必要が 生じる。
これらをバリを除去する、既存の方法は、ステッピングモーターのような精密部品の大量生産に 対応できない。
ブルー・スターR&Dは、水の中に強力な超音波を照射し、(Nd-Fe-B+PPS)のROTORであれば、5分で 200個~300個。THRUST-BEARING(PPS-CF30%)であれば、5分で5000個以上、バリを除去し洗浄できる。もちろん乾燥も容易である。100万個の生産ラインであれば、100人のバリ取り要員の削減が可能になると言っていい。コストの削減効果も大きい。
ブルー・スターR&Dは、環境にやさしい、世界オンリーワンの超音波バリ取り技術で、技術の進歩に寄与することが出来る。
(2022.07.28)
ばね用・超音波バレル研磨装置 /メディア無し・水のみ
従来のバレル研磨機に代わる高速精密超音波バレル研磨機です。メディア無し・バリ取り、研磨、洗浄・同時処理の夢の機械です。
回転する六角カゴの中に 各種バネのみを入れて、カゴの外から、強力な超音波を照射し、キャビティ(微小真空核群)の生成と消滅時の正負の衝撃力と 超音波振動によるバリ取り研磨効果を利用するバネのバリ取り研磨装置です。各種板バネ、スプリング、大きさは、0.5mm位から、100mm位まで。数は、1000個~100,000個を一括処理、バリ取り、研磨の他に 強力洗浄も同時に行います。既存のバリ取り機のように 石や針などのメディアを使用せず、水と超音波だけで、従来の数倍の速度でバリ取り研磨をすることが出来ます。
超音波バレル研磨と従来のバレル研磨の違い
- メディアを使用しない。水と超音波だけである。
- ・メディアとの分離の作業が不要になる。
- ・メディアつまりによる不良がなくなる。
- ・メディアの交換、管理が不要になる。
- ・メディアがないので 重労働から解放される。
- バリ取り研磨速度は、既存のバレルの 平均数倍になる。
- 同時に 精密洗浄が可能で、汚れを嫌う複雑な形状の電子部品用にも活用できる。
- 廃水処理は 不要である。
- 市水の他、純水、防錆剤、炭化水素系溶剤(Sタイプ)も 使用できる。
- 乾燥も容易で 全自動化も 容易にできる。
- 人件費の削減、品質の安定、生産効率が上がる。
- バリ取り研磨・乾燥の全自動化も可能
(2022.07.28)
金属3D成型 内部微粉末の強力超音波による完全除去
金属3D精密成型の技術の発展は 目をみはるばかりで より精密に、より複雑に、より小型に、どんどん進化を続けているように思います。その時 相対的に重要になるのが、内部に取り残された金属微粉です。これを除去しないと製品は完成しません。
ブルー・スター R&Dは この内部にある金属微粉を完全に洗浄除去します。当社のバリをも除去することができる強力な超音波は、金属3D成型品の外部から照射すると 内部に充分も透過、内部流路などに 残っている金属微粉を洗浄します。
お困りのお客様は ぜひ、当社にお声をおかけください。
実験でご確認できます。
(2022.07.11)
メディア無し 超音波バレル研磨技術のご紹介
超音波バレル(バリ取り・研磨・洗浄・同時処理)に関する、納入実績が増えるにつれて、引き合い、実験依頼が、急増しています。 現在、本社実験室には、バレル研磨機能を持ったバリ取り装置が、3台あります。
PERION-HDBUR-20-6000 (超音波 20KHz基本周波 6000W)1台、 市水、界面活性剤など PERION-DBR-20-6000(超音波 20KHz基本周波 6000W)1台、 市水。 PERION-HDBUR-20-4800-S ( 超音波 20kHZ基本周波 4800W)1台 炭化水素系溶剤仕様
岡崎実験センター PERION-HDBUR-20-6000 (超音波 20KHz基本周波 6000W)1台、 市水、界面活性剤など
超音波バレルは、メデアを使いません。六角回転かごに 直接 対象物を数多く入れて バリ取り用の超音波を照射しながら、バリ取り、研磨、洗浄をします。対象物は、各種金属、プラスチック、セラミックスなどです。従来のバレルと異なるのは、次の点にあります。
[特徴]
1、メディアを使わない。 軽作業になる。 2、製品の形状、材質によっては 既存のバレル研磨以上の品質を短い時間で可能になる。 3、精密洗浄も同時に行う。 4、排水処理などは 基本的には、不要になる。 5、乾燥が、容易になる。 6、バリ取り(研磨)⇒乾燥 を自動化できる。
結果として 人件費、工数の大幅削減、品質の向上、大きな環境改善対策にもなる。
ブルー・スター R&Dは、超音波バレルの実験を受け付けております。
世界オンリーワンの技術です。
(2022.07.11)